立命館大学 教授 黒木正樹様|認識しないIOデータ製外付けHDDのデータ復旧
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立命館大学 教授 黒木正樹様

黒木正樹様

データ復旧で累計受付件数 15万件以上(※2005年5月〜)を誇るデータレスキューセンターは、起業家(アントレプレナーシップ)教育、ベンチャー企業の人事戦略&人材育成を研究されている立命館大学 教授 黒木正樹様より、認識しないIOデータ製外付けHDDのデータ復旧をご依頼いただきました。レベル2の論理障害が発生していましたが、約133GBのデータ復旧に成功しました。

●ホームページ :http://www.ritsumei.ac.jp/

障害発生時の状況をお教えください。

木曜日の夜まで普通に使えていた外付HDDが、金曜日の朝にオフィスでアクセスしようと思ったら認識しなくなっていました。トラブルの心当たりもなく、週末にかけてどうにかできないかいろいろと試行錯誤しましたが、これは手に負えないという判断になりました。週明けの月曜日に3科目授業をもっていましたが、HDDのトラブルでデータが使えないということで2科目は授業を休講にせざるを得ず、1科目はいつもとは違う授業対応となりました。水曜日の授業もなんとか他の対応を用意することで調整を決めましたが、翌週の月曜日には元の授業形態に戻らなければならないということで、早急にデータ復旧を依頼することにしました。

データレスキューセンターをご利用いただくまでの流れをお教えください。

インターネットでデータ復旧を検索したところ、データレスキューセンターさんのHPを見つけました。今回は授業に間に合わせたいので短時間で復旧まで対応していただけるということが前提でしたので、エクスプレスコースでそういった対応ができることを確認しました。また、データレスキューセンターさんの所在地が福岡ということで、実を言いますと、私は九州大学で非常勤の講師をしておりますので、福岡の会社に出会ったのも何かの縁だと思い、依頼させていただくことにしました。

外付HDDにはどのようなデータを保管されていたのでしょうか?

それこそ研究用の論文やデータ、教授会の資料、授業用の教材や資料、映像教材、とにかく授業に関するデータはほぼすべて保管していました。このHDDは7~8年は使用していましたので、今考えると寿命だったのでしょう。ただ、木曜日の夜まで何も問題がなかったものが金曜日の朝から突然使えなくなってしまい、外付けHDDに取り込んでいるいろいろな演習問題やデータが使えないという事態になりました。

普段のデータの管理、取り扱いについてお教えください。

実を言うと、今回お願いしたHDDのほかにもう1台、バックアップのHDDがありまして、こちらには単なるバックアップデータのほか、メインのHDDには10%程度しか入れていなかった、残りの90%近い膨大な映像教材のデータが入っています。ただ、こちらも同じく7~8年使用していたためか、同じタイミングで不具合が発生して、現在使えない状況です。時期を見てこちらもデータレスキューセンターさんに調査をお願いしようと思っています。

データ復旧のご報告や対応についてはいかがでしたでしょうか?

繰り返しになるかもしれませんが、依頼した月曜日と、その週の水曜日の授業はなんとかほかの教材で対応できるけれども、翌週の月曜日からは通常通りの授業内容に戻さなければ厳しい、と思っていました。勿論プロに信頼してお任せしようと思っていましたので、復旧の可否についてはそれほど不安はなく、むしろ、きちんと復旧していただけることを前提に、今日の月曜日の授業、同じく水曜日の授業をどう対応するのか、そして来週からどのように授業を戻すか、という対応のことで頭がいっぱいでした。
実際にデータレスキューセンターさんから翌日に復旧可能という調査結果の報告があり、取り出しが可能なデータの一覧である「復旧可能なデータリスト」もいただくこともできました。必要だった学部、大学院の授業のデータ、自分の研究に早急に必要な部分だけは確実に確認が取れましたので、本当に助かりました。データ復旧を依頼した後、迅速に作業、送付していただいたお陰で、月曜日の午後の授業から問題なくデータを使用することが出来ました。外付けHDDを復旧していただき本当に助かりました。

黒木様は経営学部にてベンンチャー企業論、アントレプレナーシップ論を専門に研究されているとお伺いしております。専門分野について詳しくお教えください。

ベンンチャー企業論は1990年以降、通常のそれまでの考え方の中小企業、零細企業の中にカテゴリーが設けられました。中小企業は日本社会に380万社ほどありますが、その中で1~2万のいわゆるベンチャー企業、中小企業の中で技術力があったり、研究開発力のある企業が10年後大きな企業になっています。そういった将来的に世の中を変えるような技術やサービスを持っているようなベンチャー企業を研究しています。それから、そういった企業は「優秀な人材が集まるからそれらのベンチャー企業が伸びるのか」「それともベンチャー企業そのものが持っているミッション、経営者の独特の姿勢があるから、普通の人が集まってもどんどん優秀な社員に変わっていくのか」という疑問点があります。そういったところを研究しながらベンチャー企業論を教えています。
もう1つの研究であるアントレプレナーシップ論、日本語では起業家精神、起業家論と言われていますが、結局何もないところから会社を作る人たちがいるわけです。もちろん天才肌の人もいればそうではない人もいます。私は広島の出身で地方の話ですが、知人の方がゼロベース、従業員数名から350名ほどの会社に成長させているのを見ているのです。そういったベースから中堅以上の企業にする人をまざまざと見て育っている、これが研究に進んだきっかけで、最終的なテーマとしてもアメリカの博士号を取っています。

ご自身のアメリカの大学で経営学を学んだ経験や、研究の中で日本と海外の経済や社会の違いなどを感じられることが多いかと思います。大学や学生の違いを強く感じられることはございますか?

アメリカの大学の場合、学生が授業料でおさめるお金はだいたい大学全体の運営の10%です。あとはOBの寄付や大学の財務担当の経営者がきちんと株式投資、不動産投資などでお金を工面しています。そういった意味では、アメリカの場合、学生が勉強しなければ学生を退学にすることがきちんとできます。そのため、学生の真剣勝負という意識があります。ちなみに、日本は別の状況です。
海外との教育に対する姿勢の違い、この問題は国の違いによる学生の資質の差よりも、大学運営というシステムの差だと私は感じています。50年後の日本の社会を見据えれば、もちろん教員に対してもそうですが、もっと学生に対して厳しくなるべきです。この危機意識は今も昔もずっと持っていますが、持ったまま、いつの間にか21年が過ぎています(笑)

昨今、新型コロナウイルス感染症の影響で大学においての授業の体制や学生の学習環境についても大きな変化がおきていると存じます。先生の現在の授業スタイル等についてお教えください。

コロナの環境下ではほぼ9割の授業はZoomを使っています。その前からパワーポイントの資料はたくさん作っていましたし、ビデオ教材も用意しておりましたが、私の場合は資料などを使用したレクチャーは90分授業の30~40分程度、後は課題をこちらが提示し、学生同士授業教室の中でグループを作り、討論し、授業の終わりに討論結果を私に提出する、というスタイルでした。私は黒板の板書データについてはあらかじめパワーポイントにまとめたものを配ればそれで済むことだと思っています。90分の授業の中でデータや資料の読み方は学生によって違いますので、200名の授業でだいたい30~40のグループに分かれ、私が出す3つほどの課題に対するグループそれぞれの考え方はどうか、ということを確認する、このような授業をやっています。
実際問題、街中でもクラスターが発生しています。黒板の板書中心の授業スタイルであればさほど気にすることはなかったのですが、教室に多くの学生が集まって討論をすることによりクラスターが発生する可能性がある、ということで、最初と最後の授業は対面式で確認をしますが、それ以外はほぼZoomでの対応です。

現在Zoomでのオンライン授業が中心とのことですが、オンライン授業において先生の感じられた学生の変化や影響、また、授業を行う上での難しさなどについてお聞かせください。

教室だとわからない所があれば手を挙げて聞いてきますが、Zoomだと自分たちの部屋だけに閉じこもりがちで、わからないからすぐに聞く、ということができません。また、通常の教室であればそれぞれのグループから質問が出れば「今このグループからこういう質問がありました、それに対する私のヒントはこうです」と全体にシェアをしていました。それがZoomではできません。
先日、経済番組で「仕事のチームは世界に散らばって、ほぼオンラインでの会議で成果を出している」と言われている方がいました。それは大人のチームであればそれが可能かもしれませんが、学生は「自分たちはまだ学生だから」と逃げていると感じます。Zoomはとりあえず授業を受けているフリ、討論しているフリが出来ますが、教室の時はグループ課題中、私も教室の中をうろつき、いい意味でも悪い意味でも学生にプレッシャーを与えることが出来たと思います。教員の立場になり21年ですので、教室内でのコミュニケーション、質疑応答によってそれぞれのグループのパフォーマンスを与えるようなヒントも与えていましたが、そのあたりはZoomでは難しいですね。

経済産業省の、「令和2年度大学発ベンチャー実態等調査」を見ると、2020年10月時点での大学発ベンチャー数は2,905社と、2019年度で確認された2,566社から339社増加し、過去最高の伸びを記録しています。学生がベンチャーに挑戦する姿勢などについて先生が感じられる変化や特徴などはありますか。また、大学発のベンチャー企業数では10位以内の8割が国立大学ですが、この私立と国立の差について先生の見解などがあればお教えください。

学生がベンチャーにチャレンジをする姿勢については1990年当時の方が経済危機感が酷かったので、入学した時点から「大手などにはいかず、将来自分の会社を作るんだ」という姿勢の学生のパーセンテージは多かったです。だけども、すぐに会社作りが出来ているか、と言われるとそうではない。逆に今の方が株式会社も1円から出来るように、制度的な部分が緩くなったところもあるので、会社を作りやすい環境になっていると思います。
大学の傾向についてですが、国立大学の場合は私立大学よりも研究者の数が圧倒的に多いです。旧帝大系は研究・教育をリードするということで、そういった国からのバックアップもありますので大学発ベンチャーの数は多いです。学生時代だからこそ、もし失敗しても大学のブランド力はあるので就職活動に影響はない」と言います。こういうところをしっかりと自覚されている、自分たちの今の可能性も将来の可能性もより客観的に分析できているのは流石だな、と感じます。

学生時代にベンチャー企業を興されたり、あるいは創業者を目指す学生の特徴はありますか?

学生時代に起業している学生の特徴は今も昔もそうですが、大学に来ていない人たちが多いです(笑)私の所に来ている学生は「今すぐには会社は興せない、見込みがないけれども、将来は会社を興したい」という思いを持っている学生です。そういう学生は1人だと孤立したり、周りから変わっているとみられますが、2~30名集まれば「自分は普通だ、仲間がいるんだ」と意識が変化します。そういう環境づくりが大切ですよね。
あるいはスティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツのような人は1000万人に1人のそういった人たちを見つける、あるいはそういった人たちが勝手に育つような環境を作らなければ日本社会は大変だろうな、とも考えています。もちろん向いていない学生もいますが、自分の能力に気が付いていない学生もいます。そういう人たちにいかに自然に気付かせることができる環境をつくるか、ということは重要な課題です。

成功しているベンチャー企業の特徴とはどういったものがあるのでしょうか?

これは今から25年前、アメリカの大学院にいるときに教わったことですが、「結局社会で広まっている、生き残っているベンチャー企業はアイディア的、技術的にはB+ぐらいの評価だけれども、創業しているメンバーのチーム力がAだと大抵成功している」と言われたのです。私はそれを肝に銘じて、学生たち、あるいは今ベンチャー企業を興している人たちのチーム力はどうなのだろうか、ということを客観的に見るようにしています。多くのコンテストの主催者や審査をする先生方は「技術が素晴らしいから絶対に成功するのだ」と判断することが多いです。しかし、実際はそうではないということを、私は学生を21年間相手にしてきた実体験で見てきています。そういったところを学生に気付いてもらう、ということも重要です。
もう1つ、初めに「特定のアイディアと技術で創業しよう」と試行錯誤しても、5年後にまったく違うことをしている会社は非常に多いです。そういった意味での最初のビジネスプランや技術は見込み違いである場合が多い、それでも続けられる会社にはチーム力があると思います。私が一番衝撃を受けたのは、今でこそ「チーム力」といろいろなところで言われていますが、個人プレイヤーが多いアメリカ社会の大学院などの教育で「チーム力」「チームプレイ」と散々教わってきているのです。逆に日本の場合は「グループ」「団体」と言われながらも、そういったところでは思うように力が発揮できていない。そういった差もあると感じています。

ベンチャー企業の面白さや魅力、また、問題点とは何でしょうか?

スティーブ・ジョブズにしろ、ビル・ゲイツにしろ、ゼロベースで会社を作っています。この人たちは規模が何万人という社員を抱えるような企業を作られましたが、アントレプレナーシップという資質を持っている人たち、あるいはなろうとする人たちというのは、例えばゼロベースから300、500名の社員体制にすることができる。創業当時の人数、体制があって、今日よりよいサービスができる体制になっていく。こういったところの面白さがあります。
ベンチャー企業の問題点としては創業者から2代目にいかにバトンタッチするのか、という難しさです。ここはまだ解決されていないと思います。私たち研究者はあくまでも理想論を言いますので、それははねつけられることが多いです。おそらくこの問題はアメリカでも日本でも変わらないと思いますが、ベンチャーではないけども、従業員が500~900名の中堅会社で2代目、3代目にとりあえずは上手くバトンタッチ出来ているように見える会社は上手く参謀を固めているところです。ゼロベースから会社を作り、軌道に乗せることが出来た創業者たちはやはり「これは自分が作り、大きくした会社だ」という意識があります。そのため、どうしてもズルズルと歳をとっても社長や会長であったりします。そこが難しいですよね。そういった意味ではまだ解決策は日本の経営学でも見つけられていないと思います。

先生が長く立命館大学で講師をされている中で、立命館大学出身の起業家たちも数多くいらっしゃると思います。卒業生の方との交流や、印象に残っている方のエピソードがあればお教えください。

私は立命館大学で20年以上講義をしてきました。毎年OB会に卒業生が15~20名程度参加してくれますが、その中の7~8割は自分の会社を経営しています。また、幸いなことに、立命館大学は大阪・京都が近いため、40歳前後の成功された中小企業のオーナーや創業者が出入りしてくれる傾向があります。いわゆるメンターになってくれる方もたくさんいるため、そこに入れておけばそういった方たちと出会える、そのような環境作りが重要です。
 私の知っている学生で一番成功しているのは車いすの起業家、垣内俊哉君です。彼の場合、生まれ持った障がいをなんとか生かしたいという意識を持って活動してきました。立命館に当時、ビジネスプラン入試というものがあり、彼は「障がい者がいつでも集えるような居酒屋などを経営したい」という夢を持っていました。いろいろな居酒屋の社長などに出会い揉まれる間に別の方向性が見えてきて、現在は「ユニバーサルマナー講座」という高齢者や障がい者に対するサポートやサービスがどれだけ行き届いているか、というものを測定、あるいは訓練するような教育プログラムを15年ほど前に出しています。そして彼は現在、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会のアドバイザーに就任しています。彼も含め、私の知る立命館大学出身の起業家たちはいわゆる受験偏差値はそこまで高くありません。しかし、自分が抱えている問題、あるいは社会が抱えている問題に対する意識はずっと持っていて、それを正論でも汚い議論でもいいので思い切りぶつける場所、仲間、あるいは教授がいるところが、たまたま立命館だった。そこで出会って議論し、花開き、それぞれが自分たちの会社を作って頑張ってくれています。

最後にデータレスキューセンターに対するご感想をお聞かせください。

突然の外付けHDDのトラブルで、とにかく授業を元通りのスケジュール、内容に戻さなければ学生と私の信頼関係に関わるというところで、あれだけ早く確実な仕事をしていただき、非常に感謝しております。私の満足度ももちろんですが、私の後ろの300人の学生の顧客満足度もカバーできたのでありがたかったです(笑)
今回は大学での利用でしたが、個人として同じようなトラブルと考えると、正直少し費用面の負担は大きいと思います。ただ、すべてのデータがそこにあり、何よりデータ復旧が一番の目的でしたので、信頼してお任せしてよかったです。御社からメール等でいただいたアドバイスに従い、一応ほかの外付HDDにもデータを保管するようにしています。クラウドサービスにはまだ不安感もありますので、手元でデータを管理することを中心に今後も考えていきたいと思っています。データレスキューセンターさんは個人情報の管理等もしっかりされているので安心しました。またもう一つのHDDでもお世話になると思いますが、周りでも困っている人がいれば紹介したいと思います。ありがとうございました。

※お忙しい中、快くインタビューに応じていただいた黒木正樹様に心よりお礼申し上げます。

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